
外壁塗装におけるシーリングプライマーの重要性とは?
2025/03/30
外壁塗装を行う際、目地の補修や防水対策として シーリング(コーキング) の施工が必要になります。そのシーリングの密着性や耐久性を大きく左右するのが 「シーリングプライマー」 です。
シーリングプライマーは、シーリング材が下地にしっかりと接着するようにするための専用下塗り材です。見えない部分の工程ですが、施工の品質に大きな影響を与えるため、重要な役割を果たします。
シーリングプライマーとは?
シーリングプライマーは、目地の下地(サイディングやコンクリート、ALCなど)とシーリング材をしっかりと接着させるために使用する 下塗り剤 です。
主な目的は次の3つです。
- シーリング材の密着力向上
- 下地の吸い込みを抑える
- シーリングの耐久性を向上させる
プライマーを塗らずにシーリング材を施工すると、数年で剥がれたり、隙間ができたりする可能性が高まります。そのため、正しく施工することが非常に重要です。
シーリングプライマーの役割と効果
1. シーリング材の密着力を向上させる
シーリング材は、そのまま下地に塗ると十分に密着しない場合があります。プライマーを塗ることで、接着性を高め、長期間剥がれにくくなります。
2. 下地の吸い込みを抑える
特に ALCやコンクリート のような多孔質の素材は、シーリング材を吸い込んでしまうことがあります。プライマーを塗ることで、その吸い込みを防ぎ、均一な接着力を保つことができます。
3. シーリングの耐久性を向上させる
適切にプライマーを塗布することで、シーリング材が長期間にわたって適切な状態を維持できます。プライマーを塗らないと、数年で剥離やひび割れが発生するリスクが高まります。
シーリングプライマーの施工方法
① 下地の清掃
施工前に 古いシーリングの撤去 や ホコリ・汚れの除去 を行い、下地をきれいな状態にします。
② プライマーの塗布
ハケやローラーを使い、均一にプライマーを塗布します。塗りムラがあるとシーリング材の密着に影響を与えるため、丁寧な作業が求められます。
③ 乾燥時間の確保
プライマーが完全に乾燥する前にシーリング材を施工すると、逆に密着力が低下することがあります。メーカーの指定する乾燥時間を守ることが重要です。
④ シーリング材の充填
プライマーが乾燥した後に、シーリング材を充填します。ヘラで押さえながら、しっかりと目地に密着させます。
シーリングプライマーを使わないとどうなる?
プライマーを塗らずにシーリングを施工すると、次のようなトラブルが発生する可能性があります。
- シーリング材が剥がれる → 施工後数年で剥がれてしまい、目地から雨水が侵入する
- シーリング材の劣化が早まる → ひび割れが発生しやすくなり、防水性が低下
- 補修費用が増える → 数年ごとにシーリングの打ち替えが必要になり、余計なコストがかかる
シーリングプライマーは、こうしたトラブルを未然に防ぎ、外壁の寿命を延ばす重要な役割を果たします。
まとめ:シーリングプライマーの重要性
外壁塗装において、シーリングプライマーは目地の耐久性や防水性を向上させる 重要な役割 を持っています。
✅ 密着力を高め、シーリング材の剥がれを防ぐ
✅ 下地の吸い込みを防ぎ、均一な仕上がりを実現
✅ シーリング材の寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減
目に見えない部分ですが、正しく施工することで 外壁の美観や耐久性が大きく変わる ので、外壁塗装を検討する際には 「シーリングプライマーをしっかり使用しているか?」 を業者に確認することも大切です。
適切な施工で、長持ちする外壁を実現しましょう!
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