
屋根のルーフィング施工と雨漏りしやすい場所
2025/04/9
こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます髙根澤です。
本日は屋根の防水とルーフィングの施工と雨漏りしやすい場所について説明していきます。
・屋根の防水
屋根の形状はシンプルなもののほうが防水上は有利です。棟や谷が多く屋根の形状が複雑だと施工が難しく雨漏りの原因になります。
屋根勾配も重要です。屋根材の種類によって必要な勾配が異なります。瓦屋根で4寸勾配以上化粧スレートや金属板で3寸以上金属板の瓦棒葺きで1寸以上が必要です。屋根材の種類と施工方法により隙間のあき具合が異なるためです。例えば瓦は厚く曲線的な形のものをずらして積み重ねているだけであり重ね代も短いため隙間から雨水が浸入しやすくなります。そのため大きな勾配が必要です。
屋根材の種類だけでなく屋根全体の大きさにも配慮が必要です。屋根が大きくなると軒先部分に流れる雨水の量が増えるため勾配を大きめにとります。
ケラバ部分では雨水の吹上げにも注意します。
屋根材は滑り台のように雨水を流す事が役割で雨水の浸入を完全に防ぐことはできません。屋根材の下にあって屋根材の隙間などから浸入してくる雨水から家を守るのはルーフィングの役目です。ルーフィングがあることで野地板などの木材に雨水が吸収されるのを防ぎ雨漏りを防止します。
ルーフィングの1つであるアスファルトルーフィングは有機天然繊維を主原料としたフェルト状の原紙にアスファルトを浸透、被覆しその両面に鉱物質の粉末を付着させたものです。主にアスファルト防水や屋根などに用いられる防水、防湿材料です。
・ルーフィングの施工
ルーフィングは重ね代が確保されているかどうかが非常に重要です。一般的には縦の重ね代は100 m m以上横の重ね代は200 m m以上ケラバ部分は500 m m以上が必要です。外壁と取り合うルーフィングの場合は外壁に250 m m以上を立ち上げる必要があります。立ち上げた端部は外壁側の防水シートと連続させ防水テープでしっかりと留めます。
・雨漏りしやすい場所
壁面との取り合い、谷、トップライト、煙突、屋根窓まわりは雨漏りが生じやすい場所です。こうした場所では通常二重に捨て張りを行います。谷部では幅1000 m m以上を全長にわたって捨て張りします。
次回は構造の材料について説明していきます。
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