
シーリング材のトラブルに要注意!モジュラス・可塑剤・ブリードって何?
2025/07/20
外壁塗装やリフォーム工事で欠かせない「シーリング材」。しかし、施工後にひび割れや変色などのトラブルが発生することがあります。今回は、**その原因としてよく話題にあがる「モジュラス」「可塑剤」「ブリード」**について、わかりやすく解説します!
1. モジュラスとは?【柔らかさ・硬さの指標】
「モジュラス(modulus)」は、シーリング材の硬さ・柔らかさを示す数値です。これが施工箇所に適していないと、トラブルの原因になります。
低モジュラス
- 柔らかく、動きに追従しやすい
- 主に外壁目地やALC板の接合部など、動きが大きい部分に使われる
高モジュラス
- 硬めで、しっかりした仕上がり
- サッシ周りや屋内の固定部分など、あまり動かない箇所に適する
👉 間違った選定をすると、ひび割れや剥離が発生するリスクがあります。
2. 可塑剤(かそざい)とは?【柔軟性を保つ添加剤】
シーリング材の柔らかさを維持するために、可塑剤という成分が添加されていることがあります。
ただしこの可塑剤、時間が経つと揮発したり、にじみ出ることがあり、それが原因で以下のようなトラブルが起こることがあります。
- シーリング材の硬化・脆化
- 周囲の外壁塗料ににじみや変色
- 汚れの付着・ホコリがこびりつく
3. ブリード現象とは?【黒ズミ・変色の正体】
ブリードとは、シーリング材の内部から可塑剤などの成分が表面ににじみ出る現象です。
ブリードの主な原因
- 可塑剤を多く含んだシーリング材の使用
- 外壁塗料との相性が悪い(可塑剤に溶解性のある塗料)
ブリードが起こると…
- 塗膜が黒ずむ、変色する
- 美観が損なわれる
- カビや汚れが付着しやすくなる
対策とおすすめ
✅ ノンブリードタイプのシーリング材を選ぶ
✅ 適材適所のモジュラス選定
✅ 外壁塗料との相性チェック(塗装前にメーカーに確認)
施工業者が正しく材料を選定し、丁寧な下地処理を行うことが、トラブル防止の第一歩です。
まとめ
用語 | 意味 | トラブル内容 |
---|---|---|
モジュラス | シーリングの硬さや柔らかさ | ひび割れ・剥離の原因に |
可塑剤 | 柔軟性を出すための添加剤 | 硬化・変色・汚れの原因に |
ブリード現象 | 可塑剤がにじみ出て起こる現象 | 黒ズミ・塗膜変色・カビの原因に |
美しい外壁や長持ちする住宅を実現するためにも、シーリング材の正しい知識と選定はとても重要です。専門業者との打ち合わせ時には、ぜひこのあたりの話題にも触れてみてくださいね!
必要に応じて、企業名や施工写真、製品紹介などを追記すればオリジナル性の高いブログに仕上がります。加筆やカスタマイズもお気軽にどうぞ!
外壁・屋根の塗装なら水戸市実績1位の丸昌ハウジングへ
外壁・屋根塗装の無料診断・お見積りをご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください。
また、何かご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。