
外壁塗装前に知っておきたい!サイディングの規格とその重要性
2025/07/27
外壁塗装を検討している方にとって、「サイディングの規格」について知ることはとても大切です。適切な知識があれば、塗装のタイミングや方法、また劣化の判断にも役立ちます。この記事では、サイディングの種類やサイズ、厚みの規格、そして塗装時に注意したいポイントをわかりやすく解説します。
■ サイディングとは?
サイディングとは、建物の外壁に使用される板状の外装材のこと。以下のような種類があります。
- 窯業系サイディング(主流)
- 金属系サイディング
- 樹脂系サイディング
- 木質系サイディング
この中でも、窯業系サイディングは日本国内の新築住宅の約7~8割に使用されていると言われています。
■ サイディングの代表的な規格
◆ サイズ(寸法)
サイディングボードの主な規格サイズは以下の通りです。
サイズ | 説明 |
---|---|
幅455mm × 長さ3,030mm | 最も一般的な規格。住宅の外壁に多く使用されている。 |
幅375mm × 長さ3,030mm | スリムタイプ。デザイン性を重視した外観に使われることがある。 |
◆ 厚み(板の厚さ)
厚み | 特徴 |
---|---|
12mm | 旧住宅によく使われていたが、耐久性・防火性能の観点から現在はあまり採用されていない。 |
14mm | 現在の主流。コストと性能のバランスが良い。 |
16mm | より高級な仕上がり。通気工法対応品が多く、耐久性も高い。 |
18mm以上 | 一部の高級住宅・意匠性重視の物件で使用。重厚感があり、価格は高め。 |
■ サイディングの施工法にも注意!
サイディングの施工方法には2種類あります。
- 直貼り工法(じかばり)
外壁に直接サイディングを固定。通気性が悪く、結露や膨れのリスクがある。 - 通気工法
壁体内に通気層を設け、湿気を逃がす構造。現在の新築住宅ではほぼ標準。
※築15年以上の住宅は直貼りの可能性が高いため、塗装前に要チェックです。
■ 外壁塗装時の注意点
1. シーリングの劣化に注意
サイディングの目地(つなぎ目)にはシーリング材が充填されています。これが劣化すると雨漏りの原因に。塗装前に必ず補修・打ち替えを行いましょう。
2. 旧規格サイディングは要注意
旧タイプ(12mm厚・直貼りなど)のサイディングは塗装しても内部結露や反り・膨れが起きることがあります。通気性や下地の状態をしっかり確認することが大切です。
3. 適切な塗料選び
特に金属サイディングの場合、塗料の相性が悪いと「密着不良」や「はがれ」の原因になります。窯業系も含め、下塗り材の選定が品質を左右します。
■ まとめ
サイディングの規格や工法を正しく理解することで、外壁塗装の成否が大きく変わります。
✔ 厚みやサイズは家の築年数により異なる
✔ 通気工法か直貼りかの見極めが重要
✔ 塗装前には必ず目地のチェックと補修を!
外壁は家を守る「顔」です。しっかり調査し、信頼できる業者に相談しながら、長持ちする美しい外壁に仕上げましょう!
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