
外壁塗装でよく聞く「タック」とは?|放置するとどうなる?
2025/08/3
外壁塗装に関わる方なら一度は耳にしたことがある「タック(Tack)」という言葉。
これは塗装工事において無視できない“トラブルの兆候”でもあります。
今回は、外壁塗装の「タック」現象とは何か、原因と対策、放置するとどうなるかを詳しく解説します。
タックとは?
「タック(Tack)」とは、塗膜が完全に乾燥していない状態で表面がベタついてしまう現象のことを指します。
一見、乾いたように見えても、触るとペタペタする…そんな状態がタックです。
よくある症状:
- 塗装後数日経ってもベタつきが残る
- 表面にホコリや虫がつきやすい
- 指で押すと跡が残る
なぜタックが起こるのか?主な原因3つ
1. 塗料の選定ミス
使用する塗料が下地に合っていなかったり、塗料の可塑剤(柔軟成分)に問題がある場合、乾燥不良を起こします。
2. 重ね塗りのタイミングミス
下塗りや中塗りが乾ききる前に次の塗装工程に入ると、内部に溶剤が閉じ込められ、乾きにくくなります。
3. 環境要因(気温・湿度)
梅雨時や冬場の湿気が高い日、気温が低い日などは乾燥が遅れやすく、タックの原因になります。
タックを放置するとどうなる?
タックをそのまま放置してしまうと、以下のような問題が発生します:
- 汚れやホコリが付着して美観が損なわれる
- 塗膜の劣化が早まり、ひび割れや剥がれの原因に
- 補修や再塗装が必要になることもあり、追加費用が発生
つまり、タックは放置NGです。
タックが発生したときの対処法
▶ 1. 乾燥を待つ(軽度の場合)
軽いタックなら、数日間様子を見ることで改善されることもあります。換気や日光による乾燥を促すと効果的。
▶ 2. 表面処理を行い再塗装(中度以上の場合)
サンドペーパーなどで表面を研磨し、ベタつきを除去したうえで再塗装する必要があります。
▶ 3. 専門業者に相談
原因によっては根本的な塗料の変更や工程の見直しが必要なケースもあるため、専門業者に診てもらうのが安心です。
まとめ
「タック」は、塗装の完成度や耐久性を大きく左右する重要なサインです。
原因を突き止め、適切に対処することが長持ちする外壁塗装の秘訣。
もし塗装後に違和感を感じたら、遠慮せずに業者に相談しましょう。
「きれいな見た目」だけでなく、「きちんと乾いているか」も、外壁塗装の品質です。
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