屋根塗装の施工方法|基本の流れと長持ちさせるポイント
2026/07/27
屋根塗装は、建物を紫外線や雨風から守り、美観を維持するために欠かせないメンテナンスです。一般的には**「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗り**が基本となり、それぞれの工程で十分な乾燥時間を確保することが、耐久性の高い塗膜を形成する重要なポイントです。
また、塗装前の高圧洗浄や下地処理を丁寧に行うことで、塗膜の剥がれや早期劣化を防ぎ、屋根を長期間保護できます。
屋根塗装の基本的な施工手順
1. 足場の設置・養生
まずは、安全に作業を行うための足場を設置します。
あわせて、塗料の飛散を防ぐために建物や周囲を養生し、近隣への配慮も徹底します。
2. 高圧洗浄
屋根に付着した汚れやコケ、カビ、ホコリ、古い塗膜を高圧洗浄機でしっかり洗い流します。
洗浄が不十分だと塗料が密着せず、施工後の剥がれや膨れの原因となるため、非常に重要な工程です。
3. 下地処理
塗装前には屋根の状態を確認し、必要な補修を行います。
ひび割れ補修(クラック補修)
ひび割れがある場合は、コーキング材などで補修し、雨水の侵入を防ぎます。
ケレン作業
金属部分に発生したサビや浮いた古い塗膜を除去し、塗料の密着性を高めます。
4. タスペーサー設置・縁切り

スレート屋根では、塗料によって屋根材の隙間が塞がれると雨水の排出ができなくなり、雨漏りの原因になることがあります。
そのため、以下のいずれかの作業を行います。
- タスペーサーを設置する
- カッターなどで縁切りを行う
屋根材の通気性・排水性を確保するために欠かせない工程です。
5. 下塗り
下塗り材(シーラー・プライマー・フィラーなど)を塗布します。
下塗りには次のような役割があります。
- 下地と塗料の密着性を高める
- 塗料の吸い込みを防ぐ
- 塗膜の耐久性を向上させる
仕上がりを左右する重要な工程です。
6. 中塗り

上塗り用塗料を1回目塗布します。
塗膜に厚みを持たせ、耐候性・防水性・遮熱性など塗料本来の性能を発揮させる役割があります。
7. 上塗り

仕上げとして同じ塗料をもう一度塗布します。
中塗りと上塗りの2回塗りを行うことで、
- 色ムラの防止
- 美しい仕上がり
- 耐久性の向上
が期待できます。
8. 最終確認・清掃
施工完了後は塗装状態を細かく確認します。
問題がなければ養生を撤去し、周辺を清掃して足場を解体し、工事完了となります。
屋根塗装で重要なポイント
屋根塗装を長持ちさせるためには、次のポイントを守ることが重要です。
- 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを行う
- 各工程で十分な乾燥時間を確保する
- 高圧洗浄や下地処理を丁寧に行う
- メーカーが指定する施工方法を守る
- 天候の良い日に施工する
これらを守ることで、塗膜本来の性能を最大限に発揮できます。
屋根の種類によって施工方法は異なる
屋根材によって、適した塗料や施工方法は異なります。
例えば、
- スレート屋根
- 金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタン)
- セメント瓦
- モニエル瓦
では、それぞれ必要となる下地処理や塗料が異なります。
屋根の状態を正確に診断したうえで、最適な施工方法を選択することが重要です。
DIYよりも専門業者への依頼がおすすめ
屋根塗装は高所での作業となるため、転落事故など大きな危険が伴います。
また、下地処理や乾燥時間の管理、塗料の選定など専門的な知識と経験が必要です。
安全性と施工品質、そして長期的な耐久性を考えると、屋根塗装は信頼できる専門業者へ依頼することをおすすめします。
まとめ
屋根塗装は、「高圧洗浄」「下地処理」「下塗り」「中塗り」「上塗り」という工程を一つひとつ丁寧に行うことで、屋根の耐久性と防水性を高めることができます。
施工品質は、工程を省略せず、適切な乾燥時間を守ることで大きく左右されます。屋根の種類や劣化状況に応じた適切な施工を行い、大切な住まいを長く守りましょう。
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