シーリングのこと
2024/10/24
皆様!こんにちは!木村です!
石破茂首相になりましたね。岸田さん大変ご苦労様でした。
本当に過酷なお仕事だと思います。プライベートなど全く無いのではないでしょうか?
では、今日は外壁塗装に関係するシーリングについてのお話でございます。
皆さん、シーリングが何かはご存知でしょうか?
サイディングとサイディングの継ぎ目にある、あのゴムのようなものです。
あのシーリング材は、実は消耗品でございます。
というのも、耐用年数がありまして、 だいたい新築からの相場で10年ぐらいで、ブリード現象または、
内部硬化というものが発生します。 内部硬化が進んでいくと、ゆくゆくは破断、欠損などが生じ、 外壁材の間から無くなってしまったり、水が侵入する水路が発生したりしてしまうことがあります。
そのシーリングに関しまして、今日はブログを書きたいと思います。
ブリード現象
それではまずブリード現象のご説明からさせていただきます。 ブリード現象は非常にカタカナ横文字でわかりづらい名称で説明されておりますが、
ブリードというのはシーリングの表層に酸やアルコール、タールが経年劣化とともに滲み出てくることを示しております。 だんだんベタベタしてしまい、そこに汚れなどが付着し、シーリングの表層がどんどん黒くなっていったり汚れたりしていくということがブリード現象です。
外壁塗装をする際に、このブリード現象に対して着眼していくと、
実はノンブリードシーリングという製品が巷では開発されつつあります。
このブリード現象を最低限に抑制できるような性質をメーカーの方で取り入れ、 製品化しているものがいくつかございます。 丸昌ハウジングでは、このブリードが過度に起こらないよう、
ノンブリードシーリングというものを採用しております。
耐候性としては20年間長持ちするというような製品となっております。
内部硬化
シーリングの内部効果についてお話しします。
内部効果とは、経年劣化、時間の経過とともに、 紫外線や雨、風の影響、酸化の影響でシーリング自体が中身の方から硬化していく現象を示します。
シーリングがどんどん硬いものになっていくと、 サイディングとサイディングの継ぎ目の干渉剤としての役割を担っておりますが、 その役割を全く果たさなくなっていきます。 さらにその内部効果によってシーリングが破断をすると、 そこから雨水が侵入できる水路ができてしまいます。
サイディングボード自体はセメント系の材質であり、 その側面からは水を吸い込むような性質があります。
つきまして、シーリング内部効果をそのまま長期間放置すると、 ゆくゆくはサイディングボードの側面から水がどんどん侵入し、 最終的な末路としては冬の季節に、水を吸った状態のサイディングが越冬すると凝固し、体積が4%ほど膨張します。
この4%の体積膨張により、 サイディングボード自体が爆裂していくような現象が起こります。
この現象を凍害といいます。
モジュラス
最後にシーリング材に関しまして ノンブリード、内部硬化、さらにモジュラスという性能に関する表現があります。
そのモジュラスとは、サイディングの地震などによる揺れに対しての応力に、
どれだけ引っ張られたとしても、製品が追従ができるかという指標があり、それをモジュラスと言います。
“弾性をもつ素材に引っ張りや圧縮などのひずみが加わった時、元の形状に戻ろうとする力のことをモジュラスと呼びます。 シーリング(コーキング)材の接着適性や耐久性などは大きく左右されるためモジュラスは非常に重要な要素です。”
モノタロウ
このモジュラス性が高いシーリング材ですと振動、地震があった時にシーリング自体が外壁から 追従できずに破断してしまったり、ヒビが入ったりということがあったりしますので、
このモジュラスに関しても少し気にかけていただけるといいのかなというふうに思いました。
皆さん今日のブログはいかがでしたでしょうか?
シーリング材に関しましてのお話を少しさせていただきました。
単に外壁塗装工事といってもシーリング剤に関しても目を向けないと、
ロングスパンで考えると色々な懸念点が有ることをお分かり頂けましたでしょうか?
また気になることや疑問点があれば いつでも当社ではお答えいたしますので、電話でもメッセージでも何でも構いませんのでぜひたくさんご質問いただければと思います。
今日はありがとうございました!
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