雨樋について
2024/11/30
こんにちは、丹治です。
朝の冷え込みもきつくなり、起きるのが大変ですが、何とか長距離通勤を全うしてます(笑)
さて、今回は家の名脇役、雨樋についてお話ししたいと思います。
1.雨樋に使われる素材の種類と特徴
・塩化ビニール樹脂(通称 塩ビ)
・被膜鋼板
・ガルバリウム鋼板(通称 ガルバ)
・ステンレス・アルミ
①塩化ビニール樹脂
表面が滑らかで汚れにくく、金 属の様に錆びる事がありません。
軽量で施工制が良く、安価な為、広く使用されています。
弱点・・紫外線や熱に弱く太陽光に長く晒される事で、少しずつ劣化が進みます。
対策・・屋根・外壁を塗装する際には、併せて塗装が必要です。
②被膜鋼板
鋼板の上に特殊樹脂を被膜させる事で、耐食性・耐候性がアップします。
大型の樋などにしようされますが、ステンレス製よりも安価です。
但しメンテナンスフリーではないので、被膜樹脂が破損する前には、メンテナンスが必要です。
③ガルバリウム鋼板
鋼板でありながらメッキ層で保護され、錆びにくくなっています。
金属製の樋の中では、安価となります。
対策 錆び難いですが、屋根・外壁を塗る際には、併せて塗装が必要です。
④銅
社寺仏閣や和風の家によく使われています。緑青に酸化する事で、防食機能が高まり、長持ちします。
また、経年で雨が流れ落ちる部分に穴が開いてしまいます。
⑤ステンレス・アルミニウム
ステンレス製の樋は錆びにくく高耐久となりますが、その分高価です。
工場の樋など、メンテナンスしにくい部分で使用される事が多いです。
2.雨樋の素材毎の価格の目安
塩化ビニール製 丸型2,000〜
3,000円/m 角形2,500〜3,500円/m
ガルバリウム鋼板製
丸型3,500〜4,000円/m
角形 4,500〜5,000円/m
銅製
丸型 7,000〜8,000円/m
角形 9,000〜10,000円/m
雨樋の素材毎の特徴
塩化ビニール製 ガルバリウム鋼板製 銅製
価格 ◎ △ ✖️
耐久性 △ ◎ ○
デザイン性 ○ ○ ◎
価格重視で塩化ビニール製が、多く使われています。
耐久性よりもメンテナンス性を重視する事をお勧めしませ。
*将来、変形や破損して交換しようとした時に、製造中止となっている場合、僅かな事で全部を交換しなければならない事もありますので、デザイン重視はあまりお勧めできません。
3.雨樋の人気メーカーは?
パナソニック電工
シャープでシンプルな雨樋が多く、様々な家のデザインにマッチします。
積水化学
デザイン性が高く、見た目の良い物が多いです。
タキロンシーアイ
樹脂製の雨樋がメインです。
デンカアステック
ステンレス製の商品が多いです。デザインやカラーバリエーションが豊富です。
タニタハウジング
ガルバリウム鋼板や銅製の商品が、豊富です。
4.どんな種類の雨樋もメンテナンスが必要
どんな雨樋も破損したり、経年劣化によって変形やヒビが入ったりする為、定期的なメンテナンスが重要です。
特殊な雨樋を選ぶと10〜20年後のメンテナンスをしたい時に、製造中止で部品が手に入らないリスクがある事も把握しておきましょう。
樹脂の雨樋は、紫外線や熱による経年劣化が起こりますので、屋根や外壁を塗装する際には、併せて雨樋の塗装も行いましょう。
また、枯葉などによる雨樋の詰まりは、雨漏りの原因となる為、雨樋のつまりが起こらない様に定期的な掃除が必要となります。
5.まとめ
雨樋の形状や素材の種類は、沢山あります。
安価なタイプとしては、丸型の塩化ビニール製となります。
高耐久品としては、ステンレス製の樋があります。
其々の特徴を理解して、ご自分のイメージに近い物を選びましょう。
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