ポリカーボネイトについて
2024/12/12
こんにちは、丹治です!
1週間のご無沙汰です。
だいぶ冬らしく、例年並みの寒さになって来ましたね。
朝は中々起きられなくて😴、飼い猫に耳を軽く噛まれて、ビックリして😵起きて、なんとか出社してます(笑)
さて、今回は塗装から離れて、住まいの脇役ポリカーボネイト(通称ポリカ、以下ポリカと表記)について、お話しさせて頂きます。
ポリカーボネイトとは、熱可塑性樹脂の一種であるポリカーボネイト樹脂を原料とするプラスチック素材で、透明度や耐衝撃性・耐久性に優れています。
用途としては、カメラのレンズや車のヘッドライトカバー、パーテーション、高速道路の透光板等、身近な所にも幅広く使用されています。
私達の業界では、カーポートやテラス・サンルームの屋根によく使用されてます。
ポリカ板は平板、波板、中空板の3種類があり、其々に適した用途があります。
ポリカを使用する際は、傷が付きやすい、透明度が段々劣っていく、反りが出てしまう可能性がある、汚れを放置すると取れなくなる等の点に注意が必要です。
それでは、各項目毎に説明させて頂きます。
ポリカの特徴を順を追って説明させて頂きます。
耐衝撃性
アクリルや硬質塩化ビニール等と比較しても、透明プラスチック材料の中では、トップクラスの耐衝撃度を有してます。
強度の高さは、ガラスと比較すると数百倍、アクリルとは数十倍の違いがあります。
透明性
光線透過率は、85〜91%とガラスと同等の透明度があります。
耐熱性・耐寒性
ポリカは、アクリルと比べて使用温度が幅広い為、暑さや寒さに幅広く対応できます。
ポリカの最低使用温度は、−40℃、最高使用温度は120〜130℃です。
一方、アクリルの最低使用温度は−60℃、最高使用温度は80℃となってます。
最低使用温度はアクリルの方が低いものの、ポリカは使用温度の幅が広い為、季節の影響を受けにくいと言えます。
暑い夏や寒い冬でも影響が少ない分、屋外で安心して使用可能で、屋外のカーポートやベランダの屋根材にピッタリです。
メリット
プラスチック材で、トップレベルの強度と耐久性の高さです。
防弾盾や保護メガネに採用されている事からもポリカの強度の高さが窺えます。
ポリカは、電気を通しにくい「絶縁性」を持っており、ブレーカーの端子台にも使用されます。
ドライヤーや電子レンジにも使用される程、耐熱性が高いです。
デメリット
アクリルと比較して柔らかい為、表面に傷が付きやすいです。
ポリカとアクリルの違い
雨風に晒されるカーポートやテラスの屋根は、耐久性があり強度の強いポリカが、お勧めです。
但し、アクリルにも魅力があるので、どちらを使用するか悩む方もいらっしゃるでしょう。
それでは、以下のポイントで比較していきます。
耐衝撃性
ポリカの強度は、アクリルと比較して衝撃に強いという特徴があります。
ポリカの強度はアクリルの約50倍を誇り、プラスチック素材の中ではトップレベルです。
強度が高いだけでなく柔軟性もあるので、殆ど割れません。
一方のアクリルは、硬度が高く傷付き難いものの、耐衝撃性はポリカに劣ります。
ガラス等に比べると強度が高い素材ですが、強い衝撃が加わるとヒビが入ったり、割れたりする事もあります。
耐用年数
ポリカ・アクリル共に耐用年数は、10〜15年と言われてますので、設置から10年を経過した辺りで、交換を検討し始めるのがお勧めです。
メンテナンス
ポリカは表面に傷が付きやすい為、屋根のポリカを掃除する時は、水で洗い流し、必要な時は柔らかい布やスポンジで汚れを落とします。
又、薬品に弱い為洗剤を使うならば、中性洗剤を使用して下さい。
まとめ
私達の住まいの名脇役であるポリカ板は、とても安価で安全な素材ですが、水洗い・中性洗剤を使用しての掃除等の簡単なメンテナンスを行なって下さい。
ただ、10年以上も経つと紫外線等の外的要因で、必ず硬化してきます。
その時に、器用な方はご自分で交換されますが、それ相応の道具や多少の知識・要領も必要ですので、自信のない方は最寄りのホームセンター、施工工務店、当社の様なリフォーム業者に相談して下さい。
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