冬の塗装について
2025/01/9
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します🙇♂️
例年よりも寒いこの冬ですが、インフルエンザがとても流行っていて、運悪くうつされた方もいらっしゃったかと思います。
私は何とか、かからずにゆっくり身体を休ませて頂きました。
今年は巳年ですので、干支にあやかって粘り強く手抜きをしないで、何事も全うしたいと考えております。🤠
さて、今回は季節柄、冬に外壁塗装を行うメリット、デメリットについてお話しをさせて頂きます。
外壁塗装は、一年中行える工事ですので、冬でも施工は可能です。
但し、冬場の外壁塗装は、雪や気温の低さが原因で施工が出来なかったり、春まで施工が行えなかったりする地域もあるため、お住まいの地域によってはスムーズな工事にならないかもしれません。
本格的な冬を迎える前に、冬の外壁塗装の施工条件を知っておきましょう。
冬場の外壁塗装工事で知っておくべき注意点
冬場の外壁塗装では、気温の低さが原因で、施工が行いにくくなったり、施工が中断したりする事があります。
何故気温の低さが施工に影響するかと言うと、塗料が正常に乾燥できなかったりする他、雪や霜など工事を中断しなければならない様な現象が起きたりするためです。
もし、冬に外壁塗装を行わざるを得ない時には、以下の注意点を予め把握しておきましょう。
1.塗装の作業効率が落ちる
塗料は、施工する時の気温が低いと、伸びが悪くなり、乾燥め遅くなると言う性質があります。
伸びが悪いと、塗料のムラや塗り残しの原因となったり、1カ所にかける作業時間も長くなったりするため、作業効率も落ちてしまいます。
更に、乾燥が遅いと次の工程に進めません。
外壁・屋根塗装では、下塗り・中塗り・上塗りと合計3回の重ね塗りが必要です。
しかし、前の工程で塗布した塗料が乾き切らないうちに次の工程に進んでしまうと、三層それぞれの塗料が効果不良を引き起こし、脆弱塗膜となってしまいます。
その為、冬場は普段以上に、塗料が完全に乾いた事を確認しなければいけません。
気温➖5℃以下では塗装できない
塗料は、ある程度気温が低くても使用には問題ありませんが、気温が➖5℃以下になると工事自体を中断しなければなりません。
液状の塗料は、低すぎる気温の中で使用すると、凍って外壁や屋根にしっかり密着できなくなってしまう為、通常通りの効果を発揮できなくなります。
更に、真水を希釈材とする水性塗料は、水が低温で凍ってしまい、更に品質を落としてしまいます。
近年の外壁塗装では、臭いが少なく環境にも優しいことから、水性塗料の使用が一般的ですので、水性塗料が不可という事は、外壁塗装そのものを諦めざるを得ない状態と言えるでしょう。
この点に関しては、国土交通省も、「➖5℃以下での塗装は原則として行わない」事を呼びかけており、各種塗料メーカーも塗料の説明書きに、同様の注意書きを記載しています。
塗装は作業性が高い夏に行うべき?
気温が高いほど、伸びやすく乾燥も早い塗料は、夏は非常に作業性が高くなります。
塗料の伸びが良いほど、ムラがなく隅々まで塗ることができ、乾燥が早いほど次の工程に進みやすくなりますので、夏場は、作業効率が良い環境で塗装が行われます。
但し、夏は温度が高くなったり、にわか雨が降ったりして工事が中断するケースもあり、更に猛暑の中、高温になった屋根の上で行う過酷な作業が、作業員の集中力不足を招く可能性もあるため、必ずしも塗装のベストシーズンとは言い切れません。
この様に、冬と夏の外壁塗装には、どちらにもメリットとデメリットがありますので、どの季節で行ったからと言って、塗装の質が激変するわけではありません。
強いて言うならば、どの様な環境下でも適切な施工管理が行える工事業者に任せることが、外壁塗装を成功させるポイントと言えるでしょう。
2.霜が乾燥する迄工事が行えない
冬になると、外壁や屋根の表面が、夜間に降りた霜や夜露で朝方濡れていることがあります。
外壁塗装は基本的に、塗装する面が濡れていると工事を行うことができません。
余分な水分が乾くまで作業開始を待たなければならず、春や夏などに比べると、作業の効率が悪くなりがちです。
冬場に外壁塗装を行った時の生活への影響
冬場の外壁塗装は、冬の生活にも何らかの影響を及ぼします。
工事中に、生活に不便が生じないように、外壁塗装を行うことでどの様な影響があるのか前もって知って、対策を立てておかなければなりません。
1.工事期間が長くなる
冬の塗装工事で最も厄介なのが、日照時間が短いため、1日に施工できる時間が限られているという事です。
先程、冬は夜露や霜が乾くのを待つ為、1日に施工できる時間が限られていると言う事です。
そもそも太陽が出ている時間が短い為、冬場は安全に作業が行える時間帯が少ない季節でもあるのです。
工事会社にもよりますが、冬以外の季節であれば、外壁塗装工事は朝の8時〜9時の間に作業を開始しますが、夜露や霜の乾燥を考慮して、冬場は朝の9時〜10時頃から開始する為、開始時間が概ね1時間ほど遅くなります。
また、日没時間も早い冬は、17時を過ぎると周りが暗くなってしまいますので、夏の様に18時直前迄作業を行う事はできず、工事終了時間が1時間ほど早まります。
この様な理由から、冬場の外壁塗装は春や夏に比べると、平均施工日数が2〜3日程増える傾向にあります。
2.部屋が暗くなりやすい
外壁塗装工事は、ただでさえ足場と飛散防止ネットで家が囲まれ、窓やベランダもビニールシートで塞がれるため、部屋が暗くなりがちです。
しかし、冬は日光が届きにくく日照時間も短い為、普段よりも更に部屋が暗いと感じてしまうかも知れません。
冬の外壁塗装にはメリットもある
1.雨が少なく工事スケジュールが立てやすい
冬は、地域にもよりますが、比較的雨が少ない季節です。
その為、梅雨や夏場の様に、突然の雨による作業の中断や長期間の工事延期が発生しにくく、天候や気温の変化さえ予想できていれば、スムーズな工事予定を立てる事も不可能ではありません。
日照時間の短さから作業効率が落ちる点も、元から期間が長くなる事を納得できているのと、後から工事の延長を知らされるのとでは、ストレスの感じ方は全く異なると言えるでしょう。
2.乾燥した空気が塗料にとって好条件
先程、塗料が使用できなくなる条件として「気温-5℃以下」と言う事をご紹介しましたが、塗料は、「湿度が85%に達した時」も使用することができません。
高すぎる湿度の中で塗装を行うと、塗料の品質が空気中の水分で阻害され、密着不良を起こし、剥がれや縮みなどが生じてしまいます。
一年の中で湿度が高くなりやすい梅雨や夏は、雨が降ると80%付近まで湿度が上昇する為、塗装が行えなくなることがあります。
その為、空気中の湿度が低く、乾燥している冬は、気温の低さで乾燥に時間がかかる点を除けば、塗り替えに適した季節でもあるのです。
まとめ
屋外作業である外壁塗装工事は、雨や雪などの天気だけでなく気温や湿度にも注意しながら、作業を進めていかなければなりません。
冬場の外壁塗装は、低過ぎる気温や雪などの気候が施工の妨げになる事もありますが、夏に比べると、湿度や雨が原因でスケジュールが乱れにくいというメリットもあります。
季節毎のメリット・デメリットに振り回される事なく、どの様な作業環境下でも、施工方法を工夫して適切な工事内容を提案してくれる、頼りになる業者に依頼する事が、冬場の外壁・屋根塗装工事を上手く仕上げるカギとなるでしょう
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