難付着サイディングとは?
2025/01/23
こんにちは♪
丹治です。1週間のご無沙汰です。
インフルエンザの患者が減らないですね。😫
私がもしかかったら高齢の母と一緒に住んでますので、母の命を奪う事にもなりかねませんので、毎日戦々恐々として外回りをしています。😖
皆さんもご家族様の為にも、充分気を付けてお過ごしくださいませ。
さて、今回は最近の住宅に張られている難付着サイディングについてお話しをさせて頂きます。
難付着サイディングとは?
表面に光触媒や無機、フッ素などのコーティングが施された外壁材です。
汚れや水を弾く効果が有り、メンテナンスの手間が少なくなります。
特徴としては、汚れに強く、色褪せしにくく、紫外線に強く、高耐久になります。
☆難付着サイディングの見分け方
サイディングの表面に水を垂らしてみて、水滴が転がり落ちる場合は、表面が撥水加工されている可能性が高いです。
通常のサイディングでは、経年劣化によりチョーキング現象(白い粉が付着)が見られますが、難付着サイディングでは発生し難いのです。
☆難付着サイディングの耐用年数は?
一般的なサイディングですが、2000年迄の窯業系サイディングの場合、最初の塗り替え推奨時期は、10〜13年と言われています。
一方、難付着サイディングは最初の塗り替え推奨時期が15〜20年と耐用年数が飛躍的に向上しました。
☆難付着サイディングが何故厄介なのか?
高耐久なので、10年程度では塗り替える必要はありません。
しかし、厄介なのは、表面のクリヤーコーティングは生きていて、クリヤー層の下の色が付いている層だけ変色している様なケースです。
例えば、光触媒コーティングが施されている外壁で、水をかけると超親水性(みずを弾かず馴染む性質)を維持している事が分かります。
ワックスをかけたばかりの車は、水を弾きますが、これは撥水性と言い、身近な物ではフッ素加工のフライパンがこれにあたります。
親水性は、撥水性の逆で水が馴染む性質の事で、身近な物ではコンタクトレンズが、これにあたります。
もしこの外壁に普通に塗装をしたとすれば、剥がれてしまいます。
では、塗装しなければいいじゃないか、と言う事なのですが、色褪せていたらどうでしょう?
表層は、活膜であっても色褪せやシーリングの切れや割れ等があれば、塗り替えたくなるものではないでしょうか?
更に、表面のクリヤーコーティングが健全な状態で残っている方角面もあるので、4面の外壁を全部チェックしなければなりません。
表層のクリヤーコーティングが生きているかどうかは、肉眼では判断できません。
手で触ってみても分かりません。
大切なのは難付着部分が残っている事を知っておくことです。
そして、本塗装前にテスト塗りをして、付着するのを確認する事です。
☆難付着ボードに普通に塗装するとどうなる?
新しい塗膜がベロンと剥がれてしまったり、爛れた様になってしまう事があります。
これは、元のコーティングがまだ生きている上に塗装をした事で、新しい塗料がくっつかず、熱などの影響で剥がれてしまう現象です。
私達塗装会社は、傷んだ外壁や屋根等を塗り替えることで、家を長持させる努力をしていますが、ハウスメーカーさんやサイディングメーカーさんは、塗り替える必要のないノーメンテナンスの家を作ろうとしています。
ただ、今現在ではノーメンテナンスの家はできていません!
例えば、25〜30年塗り替える必要がない外壁なのに、築5〜6年で苔やカビが目立つ家があります。
外壁が汚れてみすぼらしくなったら、綺麗にしたくなりますよね?
苔やカビ等の汚れの問題と25〜30年塗り替える必要がない外壁とは、別問題なのです。
☆外壁塗装で1番長持ちするのはなんですか?
順位 塗料の種類 耐用年数
- AGCフッ素 25〜30年
- 光触媒 20年
- 無機 15年〜
- フッ素 15〜20年
- ラジカル 12〜15年
☆難付着サイディングかどうかを見極める方法
1.築年数から判断する
難付着サイディングは、2001年頃を境に市場に出始めている為、それ以降に建てた家であればこれに該当する可能性があるので、注意が必要です。
2.チョーキングしているかを確認する
高耐久なコーティングが施されている為、チョーキングし難いのです。
まず、南側や西側のサイディングの表面を手で触ってみて、チョーキングしているかどうかをチェックします。
指先に白い粉が付けば、通常のサイディングです。
しかし、築15年以上経過しているのにチョーキングしてない場合は、難付着サイディングの可能性が高いです。
3.親水検査をする
外壁に水をかけてみる事で、親水性の程度が分かります。
外壁に水が馴染む場合には、難付着サイディングの可能性が高いです。
高耐久のコーティングが施されたサイディング程、朝親水性膜になってます。
例えば、光触媒コーティングが良い例で、水をかけると驚く程外壁に水が馴染んでしまいます。
べちゃ〜という感じです。
4.ラッカーシンナーで拭いて塗料が溶けるか確認する
ラッカーシンナーで、外壁を拭いてみるというやり方もあります。
それで、元の塗料が溶ける様であれば、難付着サイディングではありません。
逆に、溶けない場合は難付着サイディングの可能性が高いです。
但し、この検査方法には注意が必要です。
何故なら、まだ塗装する事が決まっていない段階で旧塗膜が溶けてしまった場合、元には戻りません。
この検査方法は、既に塗り替えることと業者が決まっている場合にのみ、試せる方法になります。
☆まとめ
近頃の築浅の家に張られているサイディングは、ノーメンテナンスのものが多い反面、厄介な部分も持ち合わせていますので、気になりましたら、塗料を良く研究している、当社の様な塗装業者に一度相談する事をお勧めします‼️
外壁・屋根の塗装なら水戸市実績1位の丸昌ハウジングへ
外壁・屋根塗装の無料診断・お見積りをご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください。
また、何かご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。