
外壁の構造について
2025/03/5
こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます髙根澤です。
本日は外壁の構造について説明していきます。
{建物を支える構造体である外壁は建物を外部環境から守る役割も担います}
①外壁の構造
木造軸組工法では外まわりの柱をもとにして外壁をつくります。一般的な外壁の基本構成として外側は柱の外に防水紙を張ってその外に外壁材を取り付けます。内側は柱間に断熱材を取り付けてその上に内装の石膏ボードを取り付けます。そして石膏ボードの上に仕上げとなるクロスやボードを貼り付けます。耐力壁として合板を用いる場合は柱と外側の防水紙の間に合板を施工します。
②外壁通気構法
外壁通気構法とは外壁材の裏側に通気層を設けることで湿気を放出させる方法です。胴縁を取り付けて通気層を設けその上に外壁を取り付けます。
室内から浸透する水蒸気が防水紙や外壁の裏面で止まってしまうと結露となって木材を劣化させます。そこで水蒸気を通す透湿防水シートを用いることで水蒸気を通気層に誘導して排出します。外壁から侵入する雨水は通気層を通して排出させます。壁体内の湿気を排出することにより壁体内部の結露を防止できます。胴縁の代わりに通気金具で通気層を確保する場合もあります。通気構法にすることで遮熱効果も得られます。
③直張り工法
通気層を設けずに外壁を施工する方法です壁体内の湿気が防水紙の裏面で結露します。木材の劣化を早めるだけでなく水分が窯業サイディングの裏面からも吸収され窯業サイディングの含水率が高くなり反り、あばれ、凍害など窯業サイディングの劣化も早くなります。含水率の高い状態で窯業サイディングの再塗装を行うと塗装後に塗膜の剥離や膨れが発生することもあります。
次回は外壁通気構法の確認と断熱の方法について説明しています。
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