
ヘーベル板(ALC板)・類似品について
2025/04/17
こんにちは、丹治です。
今回は、旭化成のヘーベルハウスでお馴染みのヘーベル板(ALC板)やその類似品についてお話しさせて頂きます。
ヘーベルは旭化成の商品名ですが、一般にALCと呼ばれている厚いコンクリート系の板状の外壁材の事です。
専門的に言いますと”Autoclaved Lightweight Concrete”の略称で、其々の単語の頭文字を取ってALCと呼ばれています。
日本語的に言うと、「軽量発泡コンクリート」です。
非常に軽いのが特徴で、コンクリートに比べて約1/4の重量しかありません。
軽石の様なイメージの素材感です。
メンテナンスを行う事で、50年以上の耐久性があると言われています。
今回は、このALCを Q&A方式でお伝えします。
☆ALCのメリットとは?
1.断熱性に優れている
熱伝導率は、コンクリートの約1/10と言われています。
空気の層が断熱材となり、夏は涼しく、冬は暖かく、快適な室内空間を実現し、光熱費の節約にも繋がります。
2.耐火性に優れている
コンクリート系の不燃物ですので、燃えにくく、有害物質の発生もありません。
炎や熱に強いため、万が一の火災でも延焼を防いでくれるメリットがあります。
近隣で火災が発生しても飛び火対策になります。
なので、都市計画法で防火地域に指定されて地域では、利用されている事が多いです。
3.遮音性・吸音性が高い
厚み(通常25〜50㎜)があって、内部が気泡状になっている為、遮音性・吸音性に優れています。
外壁だけでなく、床や間仕切り壁にも使用されています。
☆ALCのデメリットとは?
1.防水性が低い
防水機能がない為、塗装で補う必要があります。
防水性能の高い塗料を使用し、塗膜を作る事で対策ができます。
それを維持するする為には、定期的なメンテナンスが必要です。
2.吸水性が高い
小さな気泡が無数にある為、吸水性が高く、水が入ってしまうと、外壁の劣化が生じます。
表面の防水処理を施す事が、寿命を延ばす事になります。
☆まとめ
住宅の外壁には、色々な素材が使用されていますが、今回は住宅の外壁の素材としては比較的マイナーなALCを取り上げてみました。
住宅メーカーで言いますと、ヘーベルハウス、ミサワホームのセラミック住宅、積水ハウスのダインコンクリートでできたイズシリーズ等です。
それだけでなく、設計事務所関与のALCを木造に使用した住宅、一般工務店のALC使用の住宅も結構あります。
その方々もこの記事を読まれていると思います。
メーカーのオリジナル(実際は、某塗料メーカーのラベル違い)と称する塗料、或いは某設計事務所のALC専用と称する塗料だけではなく、もっと優れた塗料を当社は取り扱ってますので、塗り替えの際には、「是非当社と比較して頂きたい❗️」という思いから、お話しさせて頂きました。
少しでも気になられた方は、当社にお問い合わせ下さいませ。
お待ちしております。
それでは、また来週お会いしましょう♪
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