丸昌ハウジング お知らせ・ブログ

屋根材「パミール」の問題解決法

会社ブログ

こんにちは、ブログ担当の丹治です。

だいぶ梅雨らしくなりました。
今年は、昨年に比べて雨の量も多く、不快指数もかなり高いですね

皆様もそうでしょうけど、私達の業界では、この時期どうしても屋根に関心が行ってしまいます。

そこで、今回は数々の問題を引き起こしている、”屋根の異端児”であるニチハの屋根材「パミール」の問題解決法についてお話しさせて頂きます。




☆ノンアスベスト屋根の問題

*パミールとは?

パミールは1996〜2008年に、窯業サイディングの大手メーカーであるニチハから製造された”スレート屋根”です。

パミールは、施工後10年前後から不具合が発生し始める屋根材として知られています。

パミールが製造された時期は、スレート屋根にアスベストの使用が、’法律で禁止され始めた時期’と重なります。

アスベストは粘着性が高く、屋根材の強度を確保できる点で、優れた素材でした。

当時のスレート屋根の主要メーカーと言えば、クボタと松下(現ケイミュー)の2社でした。

ニチハはアスベスト規制に合わせて、他のライバル企業よりも早くノンアスベスト屋根の製造・販売の新規参入を果たしました。

屋根と外壁をセット販売する事で、外装材のマーケットシェア拡大を狙っていたとも窺えます。

事実、パミールか張られた住宅の外壁の多くが、ニチハの外壁です。

ニチハはこのパミール販売戦略が足掛かりとなったのか、窯業サイディングの市場シェアを順調に伸ばしました。

*築10年前後で発生する不具合

10年位経つと「層間剥離」や「ヒビ割れ」といった不具合報告が消費者から相次ぐ事態になったのです。

中には、屋根が突然ズレ落ちて、落下する事故も報告されています。

これらの不具合は、築10年前後で発生することが多いです。

まさか、10年程度で自宅の屋根がボロボロになるなんて、誰も思いもしません。

築20年位で屋根の改修工事を迫られている人が正に今、増えている状況です。

*不良品が製造された背景

不良品の屋根材が市場で流通した背景は、アスベストに代替できる素材の開発技術と長期使用の検証が不十分だったからだと思われます。

この様な”ノンアスベスト屋根材”の問題は、パミールだけに限りません。

アスベスト規制が始まった時期に製造されたスレート屋根全てに当てはまります。

しかし、パミールの不具合の度合いは他の屋根材を超えてます。
(セキスイ瓦Uを除く)

尚、現在のスレート屋根は、2000年前半のノンアスベスト問題を受けて品質改良された商品が流通しています。

*パミール特有の不具合

他のノンアスベストの屋根では少なく、パミールで顕著に現れる不具合があります。

それは、「層間剥離」と「釘の腐食」です。

「層間剥離」は、パミールでよく見られる不具合です。

パミールの先端部分から発生し始めます。

スレートの層が何層にも捲れ上がり、フォークでサクッと簡単に刺せそうにも見えます。

パミールはセメント製であり、固めていたセメントがボロボロと崩れ始め、最終的に砂状になります。

バルコニーからパミールの破片がポロポロと落ちてきて気付く事が多いです。

*釘の腐食

釘頭の腐食もパミール特有の不具合です。

釘が錆びてなくなってしまうことが確認されています。

剥がれ落ちたパミールは、近隣への物損事故や人身事故を引き起こすリスクがあります。

ニチハは、釘の問題はパミールに起因する物ではなく、釘の品質問題としての見解を示しています。

☆簡単にパミールを見分ける方法

スレート屋根はどれもデザインが似通っていて、屋根の外側から見分けるのが難しいです。

しかし、簡単にパミールを見分ける方法があります。

パミールの屋根先は、凹凸した形をしています。

凹と凸の幅が等間隔になっています。

このデザインはコロニアル等他のスレート屋根とは異なります。

☆屋根材保証とニチハの対応

*建材メーカーのスタンス

全てのノンアスベストのメーカーに共通することですが、不具合は経年劣化によるものと見なされています。

又、一般的なスレート屋根のメーカー保証は2〜5年です。

従って、築10年が経過している時点で不具合に気付いても、メーカー側の製造責任は、認められない形になります。

この事から、メーカーに対して強く主張をしても、過度な期待ができません。

☆パミールのリフォーム方法

*葺き替え工事がお勧め

長期的な屋根の維持という点に於いて、パミールは原則、葺き替え工事をお勧めします。

パミールの屋根カバー工法では、セットバックスターター(軒先板金)が使えない雨仕舞い処理のデメリットもあります。

しかし、屋根カバー工法が全く駄目であると言う訳ではありません。

屋根カバー工法を行う時、屋根の厚み分、屋根が高くなります。

その為、雨樋に雨水がしっかりと流入せず、雨水が雨樋を通り越してしまう事があります。

特に大雨の時は、大量の雨水が屋根に降り注ぐので、かなり高い確率で雨樋が機能しなくなります。

雨が降っていると気付きにくい事象ですが、玄関・ポーチなどの出入口では、生活支障をきたす可能性があります。

その様な屋根カバー工法で発生する問題を解決させるのが、セットバックスターター(軒先板金)です。

☆屋根カバー工法時の注意点

屋根カバー工法の見積書を取る時は、セットバックスターターで屋根カバー工法を行うか、必ず確認をして下さい。

品質の良い屋根とは、「屋根本体や板金部材を含めた細部にまでこだわっている屋根」のことです。

屋根の品質の点では、日本の屋根材はとても優れています。

☆まとめ

”パミール”を筆頭にノンアスベストに切り替わった初期の代表屋根材(他にはコロニアルNeoやグリシェイドNeo等)は、劣化が著しく、特にパミールは「層間剥離」が酷いため、落下して歩行者に怪我を負わせる可能性が大いにあります。

そのままでは、大変危険ですので、この記事を読まれているパミールで屋根を葺いている方は、迷わず当社へご連絡下さい。

無料で空中撮影し、良い方法をご提案させて頂きます。

それでは、また来週お会いしましょう♪

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