
工事関係書類の各種説明について
2025/07/30
こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます髙根澤です。
本日は、工事関係書類の各種説明について解説していきます。
①診断報告書
現場調査報告書とも呼ばれます。見積書を作成する前に、建物の状況を確認して、工事の対象と工事内容を決めるための資料です。発注者に対して工事箇所や工事の仕様、必要性を説明するためにも重要な資料です。
②見積書
具体的な工事の内容・仕様・数量・金額を示した、契約の基礎となる書類です。特に、工事の内容・面積・工事単価を具体的に示すことが必要です。
「例えば、破風・軒天・雨樋などは個別に見積項目を設定して見積書に記載しますが、複数の部位の工事をまとめて(付帯部塗装工事 一式)と見積書に記載した場合は、付帯部が建物のどの部位を指し、どのような工事を行うかを特定することができません。このような場合は、診断報告書に工事の対象となる部位と工事内容を記載して、補完的な書類とします。」
③工事仕様書
見積書と診断報告書をもとに、部位ごとの工事内容と使用材料を具体的に記載した書類です。施工内容の決定にあたっては、部位ごとにPQAの部位建材別塗装工事基準を参照し、施工内容が適合しているかどうかを確認します。
④工事工程日
工事の進捗管理を行うためのスケジュール表です。発注者の都合を考慮して相談の上、決定します。工事作業者と進捗を共有して工期を守します。
天候不順などで工事の遅れが予想される場合は、早めに修正計画を提出します。
⑤ 写真撮影チェック表
工事仕様書に記載された工事対象部位について、工程ごとに写真を撮影するためのチェック表です。使用する塗料などの写真も撮影します。
⑥ 工事アルバム
工事中に撮影した写真をデジタルデータとして保存し、個別の写真ごとに撮影日付、撮影箇所、撮影の対象となった工程を特定できるようにします。写真撮影チェック表に記載された部位・工程などが、漏れなく撮影されているかどうか確認します。
長期の保存が必要なデータであるため、クラウド上の写真管理サービスやアプリケーションの利用を推奨します。クラウド上のサービスを使用する場合は、10年以上にわたって安全に保存できるサービスを選択します。建設業者の営業に関する図書の保存期間は10年と定められています。
⑦ 工事完了報告書
適切な工事を行った記録として作成します。作成した工事完了報告書は工事発注者に提出します。
次回は工事の管理について説明していきます。わからない事がありましたら当社へお問い合わせ下さい。
外壁・屋根の塗装なら水戸市実績1位の丸昌ハウジングへ
外壁・屋根塗装の無料診断・お見積りをご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください。
また、何かご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。