
部位建材別の塗装工事基準について
2025/08/20
こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます髙根澤です。
本日は、部位建材別の塗装工事基準について説明していきます。
部位建材別の塗装工事基準
PQA部位材別途装工事基準は、外装の主要部位に使用される健材の種類ごとの「下地処理基準」と「塗装基準」で構成されています。下地処理基準は、経年劣化の事象およびそれに対応する下地処理の方法を整理したものです。塗装基準は、建材や既存塗装の種類ごとに塗装工事の標準仕様を整理したものです。
〜部位建材別塗装工事基準の使い方〜
部位建材別塗装工事基準は、新築時の建材の種類および現在の劣化状況を基準に作成されています。これらは、塗装工事の工事仕様を決定する際の参考となるものです。以前に再塗装工事を行っている場合は、直近の再塗装工事の仕様に対して部位建材別塗装工事基準を適用します。
現場の状況が部位建材別基準に該当しない場合は、工事を行う会社が本基準を参考にして適切な工事方法を選定します。そして、見積書や工事仕様書などに記載して発注者に説明し、了承を得ます。ただし、使用する塗料のメーカーによって指定された基準を満たさない場合は、適切な工事方法とはなりません。
対象となる建材が石綿含有建材である場合は、部位別基準の下地処理の方法に加えて、石綿の飛散防止対策が必要となります。石綿の飛散防止対策上、基準に記載された下地処理方法を実施できない場合もあり、その場合は石綿の飛散防止対策が優先となります。
外装にかかわる主な劣化事象
ー劣化状況の概要ー
劣化状況・劣化の状況
①汚れ、コク・藻の付着
表面に汚れ、コケ、薬などが付着している。
②塗膜の劣化
塗装が劣化し、チョーキングや変退色が発生している。
③釘の浮き
釘がゆるんで釘の頭が飛び出している。
④塗膜・仕上塗材の亀裂、剥離、膨れ
塗膜の亀裂や剥離、膨れが見られる。
⑤ひび割れ
建材にひび割れが発生している。
⑥欠損
建材の一部が欠けたり、割れて欠落したりしている。
⑦凍害
建材に凍害が発生している。
⑧反り
建材に反りが発生して変形している。
⑩めくれ
建材に浮きとめくれが発生している。
⑪剥離、浮き、剥がれ
建材の層間剥離や浮き、剥がれが発生している。
⑫錆
錆が発生している。
⑬錆による買通(孔食)
錆による食で建材に穴があき、欠換している。
⑭エフロレッセンス(白華)
コンクリートやモルタル内部の水酸化カルシウム等の成分が染み出し、結晶化して表面に付着している。
⑮粒状彩色石の欠落
アスファルトシングル屋根材表面の粒状彩色石が制がれ落ちて、アスファルトやガラス繊維が露出している。
次回は主な下地処理について説明していきます。
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