
「ベランダ防水工事」
2025/09/11
こんにちは、ブログ担当の丹治です。
今回は”陰の守り神”「ベランダ防水工事」についてお話しさせて頂きます。
住宅等の建物を守るために重要となる工事が「防水工事」です。
建物の劣化の敵となるのは「水」です。水を使用する浴室やキッチン等に防水工事が必要な様に、外からの雨水を建物内部に侵入させないために屋上やベランダ等にも防水工事が必要です。
防水工事にもいくつか種類があり、その特徴や施工する箇所の状態などで、選ぶ工法が変わってきます。
今回は、4種類の施工方法の中からウレタン防水を解説します。
☆防水工事は4種類
・ウレタン防水
・アスファルト防水
・シート防水
・FRP防水
*ウレタン防水の特徴とメリット・デメリット
ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を複数回塗って、塗膜による継ぎ目のない防水層を形成する工事です。
最大の特徴は、場所を問わない”万能性”にあります。
基本的には、どんな場所・どんな形状でも施工を行うことが可能です。
塗装なので建物への負担も少なく、コスト面に優れています。
性能と施工のし易さを併せ持ち、比較的低コストで済ませられますので、特に住宅で採用される事が多い工事です。
デメリットとしては、職人の技量によって出来が左右されるという点です。
技量の低い業者だと下地や防水層の処理が甘く、防水層が膨らんでしまうというトラブルが、起こり得ます。
その為、確かな技術や実績を持つ業者を選ぶことが重要になります。
☆ウレタン防水の工法は2種類
ウレタン防水には、「密着工法」と「通気緩衝工法」があります。
密着工法は、下地にウレタン樹脂を直接塗る工法です。
後述する通気緩衝工法に比べると安価で短期間で行えますが、下地の影響を直接受けるため、雨漏りしている箇所には施工できません。
下地が水分を含んでいる状態で防水材を塗ってしまうと内部に残った水分が蒸発して塗膜を内側から押し上げてしまう「膨れ」を引き起こしてしまいます。
膨れが起こると塗膜が割れやすくなり、そこから更に雨水が侵入し劣化してしまう危険性があるため、雨漏りした箇所への密着工法はできないのです。
さて、もう一方の「通気緩衝工法」ですが、水漏れしていたり、下地などに水分が含まれていそうな箇所へウレタン防水を行う時に採用する工法です。
通気緩衝工法は、下地に「通気緩衝シート」というものを貼り、その上からウレタン樹脂を塗り固める工法です。
通気緩衝シートには無数の小さな穴が空いているため、蒸発した内部の水分や湿気がその穴を通って外へ逃げていくという仕組みです。
密着工法よりは、コストも工期もかかりますが、耐久性は高くなります。
お分かりになりましたか?
次回は、「アスファルト防水」について解説致します。
それでは、また来週お会いしましょう!
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