
シート防水について
2025/10/2
こんにちは😃 木曜日のブログ担当の丹治です。
今回は、防水工事の最終回、シート防水について詳しく解説して行きます。
☆シート防水とは?
その名の通り「塩化ビニールや合成ゴムでできたシートを貼る」防水工事です。
広い面積でも一度に防水処理ができるので、屋上や屋根等に採用されることが多いです。
シート防水は、シートが一体化してこそ防水機能を発揮する工法です。
そのため、シートの継ぎ目や端の部分を隙間なく接着できるよう、注意しながら施工します。
シート防水には、以下の2種類の工法があります。
☆シート防水の2種類の工法
*密着工法
専用の接着剤を使ってシートを貼る工法です。機械を持ち込む必要がないので、バルコニー等の比較的狭い場所にも施工が可能です。
*機械固定工法
専用の機械を使ってシートを貼る工法です。密着工法との違いは、シートが施工箇所に完全に密着しないという点です。
シートと施工箇所の間に、通気性を確保するためのシート(通気緩衝シート)と器具(ディスク盤)が設置されることで、隙間ができます。そこから水蒸気を逃すことができるため、既に漏水が発生している箇所にも施工が可能です。
機械を使用するため、屋上や屋根等広い箇所への施工に向いています。
☆シート防水のメリット・デメリット
*シート防水のメリット
・下地を選ばず施工が可能
シートをそのまま上からかぶせるので、シート防水以外の工事を行なった箇所にも施工が可能です。
他の防水工事の場合、前回の防水材との相性が悪いと、不具合が発生することがあります。
・品質に差が生じにくい
シート防水は、「既製品のシートを貼る」というシンプルな工法です。
ウレタン防水等、材料を混ぜたりする他の防水工事と比較すると、工事の品質に差が生じにくくなります。
・凹凸が発生しない
シートの表面は凹凸がなく滑らかなので、そもそも汚れが蓄積しにくく、汚れても落としやすくなります。
また、窪みに雨水が溜まることによる雨漏りの恐れがありません。
・工期が短い
材料を混ぜたり、重ねて塗布したり、乾燥させたりしなくても良いので、工期が短く済みます。
*シート防水の防水のデメリット
・1箇所の亀裂や穴の影響が大きい
シートが一体型であるため、どこか1箇所でも切れたり穴が空いてしまったら、そこから施工箇所全体に水が侵入してしまう恐れがあります。
・施工費用が高い
採用されることが多いウレタン防水と比較すると、シート防水は施工スキルを持つ職人が限られているため、どうしても工事費用が高くなってしまいます。
・複雑な形状の箇所には不向き
凹凸のある場所等、シートが貼りにくい箇所への施工は困難なため、基本的には平らな面に施工します。
如何でしたか?
3回前から4回に分けて防水工事の種類毎の特徴を解説させて頂きました。
既存の防水下地の傷み具合、工期の長さ、費用等様々な要因が有りますので、施工してから10年が経過して、気になり始めましたら、一度当社へご相談下さいませ。
的確なアドバイスを差し上げます。
それでは、また来週お会いしましょう♪
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