 
                        建築図面について
2025/10/29
こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます髙根澤です。
本日は、建築図面について説明していきます。
診断ではまず、新築建設時の設計図書を確認します。
さらに、メンテナンス工事の詳細記録(見積書・工事仕様書)があればそちらも確認します。
・設計図書の役割
 設計図書は、建物の設計内容を示すものです。主なものとして、建築物の構造や配置・機能などを示した建築図面と、構造材や建材などの種類・材質・品質、施工方法など示した仕様書があります。建築図面は、平面図、立面図、矩計図、伏図、給
排水設備図などです。
 
 外装の診断において、立面、平面図、短計図、仕様書があれば確認します。診断に続いて工事を行う場合は見積書を作成することになりますが、建築図面や仕様書は見積もりにあたっての重要な情報となります。
・設計図書の種類と役割
(設計図書)
①仕様書
(役割)
使用されている材料と規格・施工方法を確認
②図面
平面図-役割 間取り、壁の出入りと寸法を確認
立面図-役割 寸法・デザイン・開口部・付属物の確認
矩計図-役割 建物の高さ、屋根、軒の勾配、基礎の状況、外壁の通気を確認
伏図-役割 建物の構造(骨組み)を確認
その他-役割 図面にない付帯部(庇・サンルーム・外構)を確認
 図面を確認するときは、モジュールにも注意します。住宅の寸法モジュールには
尺モジュールとmモジュールがあります。尺モジュールでは、柱の芯と芯の距離を1820mm(6尺)とする関東間が一般的ですが、柱の内側の距離を1820mmとする関西間(京間)もあります。mモジュールでは、柱の芯と芯の距離が1mとなっています。  
 
 図面に柱の芯(中心)の間の距離が示されている場合、外壁などの面積を求めるには、図面の表示寸法に、その部材の幅プラス胴縁など下地材の厚みプラス外壁材の厚みを加える必要があり、数%広い面積となります。見積もり時に、図面に記載されている幅と高さ寸法で面積計算をすると、実際より小さい値となる場合があるので、この点も注意が必要です。
 また、図面の内容と実際の建物とが一部異なっている場合もあります。「工事中に当初の設計から変更になっても最終の図面を作成しない」、「予定の建材が入手できず同等品を使用する」といったこともあるからです。リフォーム時に図面を作成せずに工事を行うこともあります。建物の現状を調査し、図面は参考として確認します。1990年代に建築された建物では、屋根材や外壁材が図面に記載のメーカーや品番と異なり、他メーカーの同等品が使用されていることもよくあります。現場での確認が重要です。図面に記載のない外構(サンルーム、カーポートなど)その他も、必ず現地での確認が必要となります。診断後に工事を行う場合は、外部の電源、水道水栓の確認も行います。
次回も引き続き建築図面について説明していきます。
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