パミール屋根とは?
2025/11/24
「パミール 屋根」とは、ニチハ株式会社が1996年から2008年まで製造・販売していた、 ノンアスベストのスレート(化粧スレート)屋根材です。
アスベストが法律で禁止され始めた時期に開発されたため、十分な耐久性の検証がなされないまま採用され、築10年前後で層間剥離(ミルフィーユのように層が剥がれる)などの劣化が多発する社会問題となりました。
〜特徴と問題点〜
・メーカー・製造期間
ニチハ株式会社が製造。1996年から2008年まで製造。
素材:アスベストを含まないノンアスベストのスレート屋根材。
・主な劣化症状
層間剥離:屋根材が層状に剥がれていく。これが最も特徴的な症状です。
ひび割れ・欠け:剥離からさらに進み、ひび割れたり、欠けたりする。
・原因
アスベストの代替素材として急がれた開発のため、長期使用の検証が不十分だったことが原因と考えられています。
・メンテナンス
塗装:層間剥離が進行するため、塗装は根本的な解決にならず、意味がありません。
・補修
劣化した場合は、屋根葺き替えまたはカバー工法(重ね葺き)による修繕が必要です。
〜見分け方〜
・デザイン:
屋根材の先端に、等間隔で凸凹がついている。
・模様:
光に透かすと、薄い縦ラインが入っているように見える。
・文字:
屋根材をずらすと「パミール」と記載されている。
更に図面の仕様書の欄にも記載されているケースも存在いたします。
・業者:
ドローンを使って点検をする業者などに依頼をすると、正確な診断ができます。
外壁・屋根の塗装なら水戸市実績1位の丸昌ハウジングへ
外壁・屋根塗装の無料診断・お見積りをご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください。
また、何かご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。





