外壁塗装でよく聞く「カチオン系」とは?
2025/12/14
外壁塗装の見積書や職人さんの説明で、
「この下塗りはカチオン系です」
と言われて、
え?カチオン?なにそれ?
と感じたことはありませんか?
この記事では、**外壁塗装における「カチオン系」**を
専門用語をなるべく使わず、初心者の方にもわかりやすく解説します。
カチオン系とは?【結論】
カチオン系=プラスの電気を帯びた下塗り塗料のことです。
外壁の多くは、
- コンクリート
- モルタル
- サイディング
など、マイナス(−)の電気を帯びやすい素材でできています。
そこに、
プラス(+)の電気を持つカチオン系塗料を塗ることで、
👉 磁石のように強力に密着する
これが、カチオン系の最大の特徴です。
なぜ外壁塗装でカチオン系が使われるの?
外壁塗装で一番重要なのは、
「どんな高級塗料を塗るか」よりも
「下塗りがしっかり密着するか」
です。
カチオン系は、
- 劣化した外壁
- 粉をふいた外壁(チョーキング)
- 旧塗膜が弱っている壁
でも、しっかり食いついてくれるため、
▶ 上塗り塗料が剥がれにくくなる
▶ 塗装の耐久性が大きく向上する
というメリットがあります。
カチオン系が使われる主な場面
次のような場合に、カチオン系下塗りはよく使われます。
- モルタル外壁
- コンクリート外壁
- 築年数が経っている住宅
- チョーキング現象が出ている外壁
- 旧塗膜との密着が不安なとき
特に下地の状態があまり良くない外壁では、
ほぼ定番と言っていい下塗り材です。
カチオン系=万能ではない?注意点
カチオン系は優秀ですが、万能ではありません。
注意点① 価格がやや高め
一般的な下塗り材より、
少しだけ材料費が高くなることがあります。
注意点② 金属には不向き
トタンや鉄部など、
金属系の下地には別の下塗り材を使うことが多いです。
注意点③ 上塗りとの相性
上塗り塗料によっては、
カチオン系以外の下塗りを指定される場合もあります。
👉 「必ずカチオン系が正解」ではなく、下地に合うかが重要です。
よくある質問(Q&A)
Q. カチオン系を使えば絶対に剥がれませんか?
A. 絶対ではありません。
高圧洗浄不足や施工不良があれば、
どんな下塗りでも剥がれます。
Q. 見積書に「カチオンシーラー」と書いてありました
A. カチオン系の下塗り材の一種です。
外壁に浸透し、上塗り塗料の密着を高める役割があります。
まとめ|カチオン系は「密着力を高める下塗り」
- カチオン系=プラスの電気を持つ下塗り塗料
- 外壁(マイナス)と強力に密着する
- 剥がれにくく、塗装を長持ちさせる
- 下地の状態によって使い分けが大切
外壁塗装は、
見えない「下塗り」で寿命が決まると言っても過言ではありません。
もし業者さんに
「今回はカチオン系を使います」
と言われたら、
「密着を重視した、ちゃんとした施工をしようとしている」
と考えてOKです。
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