外壁塗装に用いられる塗料の種類と特徴 水戸市|外壁塗装 屋根塗装 丸昌ハウジング
2020/01/16
皆さんこんにちは!
茨城県 水戸市 外壁塗装・屋根塗装・防水工事の丸昌ハウジングです(^^)
外壁塗装に用いられる塗料の種類と特徴
塗料と言いましても成分の違いによって多くの種類があり、何種類ものタイプが揃っています。
自宅の外壁塗装をする際には、ベストな塗料を選ぶことが非常に重要です。
そこで今日は、外壁塗装に用いられる塗料の種類や特徴、選び方についてご紹介します。
自宅の外壁塗装をしようかどうか検討している方は、条件を満たす塗料が選べるようにチェックしてみましょう。
塗料の成分とタイプ
何よりも、塗料の成分やタイプについて解説します。
3つの成分でできている
塗料は、主に顔料・樹脂・添加剤の成分で成り立っています。各自の成分の特徴は以下のとおりです。
顔料 塗料の色や光沢の調整、防錆などの機能を与える目的で配合されます。
樹脂 樹脂は塗膜となって固まり、塗装面を保護する役割があります。配合する樹脂によって耐候性・耐水性などの機能に違いがあります。
添加剤 塗料を塗りやすくしたり乾燥を早めたりするなど、性能を高めるために配合される成分です。配合する成分によって役割が異なり、添加剤を含有していない塗料もあります。
水性塗料・油性塗料 塗料は希釈する溶剤の種類によって水性塗料・油性(溶剤系)塗料に分類されます。ひとつひとつの違いを見てみましょう。
水性塗料 水性塗料は水で希釈するもので、塗料の水分が蒸発し塗膜を形成します。臭いを抑えているので、塗装工事で臭いが広がらないメリットがあります。
室内の塗装にもふさわしく、環境や人への害が少ない塗料です。耐候性などは意外と低い傾向がありますが、技術の発達により性能が高い水性塗料が増加しています。
油性塗料 油性塗料はシンナーで希釈するもので、有機溶剤が揮発して塗膜を形成します。臭いが強いため室内での使用には向いておらず、危険性が高いため保管する際に注意が必要です。
水性塗料よりもお値段は高いことがよくありますが、大抵は水性塗料よりも耐久性・防汚性が高いといわれているようです。
液型タイプ・2液型タイプ
塗料は1液型タイプ・2液型タイプの違いがあります。
1液型タイプ
塗料缶を開けてそっくりそのまま使えるタイプです。水やシンナーで希釈して塗装します。
比較的価格が安く、作業性に優れているのがおすすめポイントです。
2液型タイプ
塗料缶が主材(塗料)と硬化剤の2つに分かれているタイプです。
作業前に主材と硬化剤を混ぜ、さらに水やシンナーで希釈して塗装します。
作り置きが出来ず作業に手間は生じますが、強固な塗膜を作ることができるので耐久性があるのが良い点です。
スプレータイプのラッカー塗料
塗料の種類には、水性塗料・油性塗料の他にもラッカー塗料があります。
ラッカー塗料はニトロセルロースを主成分とした塗料で、臭いは強いですがサッと乾燥してツヤが出るのが特徴だと言えます。
スプレータイプが主流で、金属部の塗装に適しています。
グレード別の塗料の種類と特質
外壁に使用する塗料には、大まかに分けると4つのランクがあります。種類別に特徴を確認してください。
アクリル
アクリル系塗料はアクリル樹脂が含まれています。安価な塗料ですが耐候性が低く、汚れやすい特徴があります。耐用年数は5?8年程度と短いため、定期的に塗替えを楽しみたい場合に向いています。
ウレタン
ウレタン系塗料は、ウレタン樹脂を含んだ塗料で、耐用年数は8?10年程度となります。密着性に優れていることから、雨どいなどの付帯部や木部の塗装に向いています。
フッ素
フッ素系塗料は、フッ素樹脂を含んだ塗料で、耐久性・耐候性が抜群の塗料です。耐用年数は12?15年程度と長く、他の塗料と比べて高価ですが長期的に外壁を保護してくれます。
シリコン
シリコン系塗料は、アクリルシリコン樹脂を含んだ塗料です。アクリル系塗料やウレタン系塗料よりも価格は高い水準ですが、耐用年数は10?12年程度になり、機能とのバランスが良いことから外壁塗装に用いられる塗料として人気が高いです。
機能別の塗料の種類と特徴
塗料には付加機能を加えた塗料も揃っています。代表的な塗料の種類と特徴をチェックしてみましょう。
遮熱塗料
遮熱塗料は太陽光の反射率を上げて、塗装面の温度上昇を抑える効果を見せてくれます。
塗装すると、遮熱効果によって省エネや節電対策に使用することができます。熱の影響を受けにくくするため、
塗装した屋根材や外壁材の寿命を長くする役目もあります。
しかし、冬は住宅の温度をDOWNさせてしまうので、寒さが厳しい地域には向いているとは思えない塗料です。
ラジカル塗料
ラジカル塗料は、ラジカル制御型の酸化チタンを配合した塗料で、チョーキング現象(塗装面に粉状のものが付着する劣化症状)を抑えられます。
そのことから耐候性を高めることにもつながります。ラジカル塗料は新しいタイプの塗料のため商品や実績が少ないので、
活用したい場合は専門業者にお願いしてみましょう。
防水性の高い塗料
防水性が高い塗料は、どこにでもある塗膜よりも弾力性に優れ、防水機能が高い弾性タイプの塗料のことです。
外壁にひび割れが起きた場合に、伸縮性のある塗膜でカバーするので、水の侵入を防ぐ効果が発揮されるでしょう。
一般住宅の塗装では「単層弾性仕上げ」という仕上げ方法で施されるのが通例です。
無機塗料
無機塗料は、セラミックやケイ素など無機物を混合した塗料です。
低汚染性・不燃性・耐候性に優れ、耐用年数は15年以上と長期的に外壁を保護します。
優位性の多い塗料ですが、他の塗料よりも材料費や施工費が高く、硬度があるのでひび割れが起きやすい特質もあります。
光触媒塗料
光触媒塗料は、二酸化チタンが含まれている塗料です。紫外線を浴びることで埃などの吸着を抑え、
汚れを分解して塗膜に汚れが付きにくくなります。
また、カビや藻が生えにくく、空気中の汚染物質を浄化する作用も望めます。
塗装費用がかかり、下地によっては塗装できない場合もあるのでよく業者と相談しましょう。
外壁塗装に用いる塗料のセレクトの仕方
住宅の外壁塗装に用いる塗料を選ぶ際のポイントとなるところをチェックしましょう。
予算、耐久性で選ぶ
塗料は商品によって価格や耐久性が異なります。安い塗料を選んでも、耐久性が低いものは塗り替えサイクルが短縮されてしまうため、
長い期間にわたって見るとメンテナンス費用がかさんでしまうケースもあります。
塗装リフォームにかける予算や塗料の性能を考えながら、ちょうど良い塗料を選びましょう。
家に合った色で選ぶ
塗装リフォームは、外壁の色を変えて見た目を良くしたいという場合もあります。
使用する塗料によってカラーラインナップが異なるので、色見本を見ながら自分のイメージに合う色をセレクトしましょう。
用途・機能性で選ぶ
遮熱や防水、光触媒など、機能性の違う塗料が多種多様にあります。
塗料を選ぶ際には住宅環境や自宅の悩みに合った性能の塗料を選ぶことが欠かせません。
また、雨どい・鉄部・木部など塗装場所によって適切な塗料を使用する必要があるので、
下地との適合性が合った塗料を選択しましょう。
塗料選びは業者に相談するのがいちおしです
塗料を選ぶ際には、下地や下塗り材との相性を確認して、上塗材となる塗料を選びます。
外壁の劣化がある場合は補修をしてから塗装工事をする必要があるため、
まずは外壁の状態を業者に点検してもらうのが賢明でしょう。
塗料の性能をしっかりと理解した業者に相談することで、スピーディーに塗料が選びやすくなります。
住宅の悩みや費用、メンテナンス性、色選びなど気掛かりなことは業者に相談をして、
自宅にピッタリ合う塗料をセレクトしましょう。
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